映画『リディック:ギャラクシー・バトル』公式サイト
映画『リディック:ギャラクシー・バトル』公式サイト

8.8(金)Blu-ray&DVD Release

リディック:ギャラクシー・バトル 3.8[sat] 銀河の果てで、暴れようぜ。 全米初登場”圧倒的”1位のSF超大作、日本襲来!
-->
wanted
INTRODUCTION 全米初登場“圧倒的”No.1!SF超大作アクション、日本襲来!! 全米初登場ナンバーワン!しかもその数字は2位につけた作品の何と2倍以上!まさに“圧倒的”という言葉がふさわしいオープニング記録を樹立したSFアクション超大作『リディック:ギャラクシー・バトル』。前作『リディック』から約10年、その人気は勢いを増し、映画ファンたちの狂おしいほどの続編製作の声に応え、遂にあの男が帰ってきた!遥か遠い未来。果てしなく広がる銀河宇宙を縄張りとし、自由自在に星から星へと行き来し、多くの人々を震え上がらせる銀河最凶のワル“リディック”。生きのびるためには殺人を犯すこともいとわない冷血漢であり、どんな状況であっても決して諦めない最強のサバイバー。絶対の戦闘能力と、たぐい稀な暗視能力を持ち、その“首”に賭けられた報酬金は銀河の最高ランク。デンジャラスでクールなダークヒーローである。そんな彼がまたしても大暴れする。シリーズのお約束ともなった、不可能としか思えないサバイバルにチャレンジし、ユニークで恐ろしいモンスターと闘い、自分以上に凶悪な賞金稼ぎたちとの死闘に臨む。想像を絶する辺境の惑星で、激しすぎる“ギャラクシー・バトル”を繰り広げるのだ。目覚めたら未知なる辺境の惑星――。そこは永遠に続くかのような荒野に、見たこともない凶暴かつ危険すぎるモンスターが巣食う不毛の土地だった。そんな星でひとりサバイブするリディックの前に現れたのは、彼を狙う荒くれ者の賞金稼ぎたち。それもリディックと深い因縁のあるヤツだった―!
STORY タイムリミットは24時間―。銀河の果ての惑星から脱出せよ!! リディック(ヴィン・ディーゼル)はひとり、見知らぬ惑星で目を覚ました。一度は宇宙を統べるネクロモンガー族の最高位、ロード・マーシャルの座に就いていたリディックだったが、権力に執着する司令官ヴァーコ(カール・アーバン)の巧みな罠にハマり、今は傷だらけの身体を荒野に横たわらせていた。ヴァーコは、その星をリディックの生まれ故郷フューリア星であると偽り、彼を置き去りにしたのだ。強烈な太陽と赤茶けた大地、そして朽ち果てた文明。リディックのサバイバルは、そんな過酷な環境のなかで始まった。あるときリディックは、その侘しい大地の向こうに緑の世界があることに気づく。そこで無人となって久しいシェルターを発見したリディックは、非常用ビーコンを発信する。自ら賞金稼ぎを呼び寄せ、その宇宙船を奪って脱出しようという危険な計画だ。大金が賭けられたリディックの首を狙って2組の賞金稼ぎがやってきた。最初に到着したのは、マチェーテを振り回すサンタナ(ジョルディ・モリャ)、ディアス(バティスタ)ら破壊的で野蛮な7人組の傭兵部隊。続いてやってきたのは、ジョンズ(マット・ネイブル)というボスが率いる4人で構成されたプロフェッショナルな一団。そのなかには女だてらにバツグンの腕を誇るスナイパー、ダール(ケイティー・サッコフ)もいた。睨み合う両チームをあざ笑うかのように、神出鬼没なリディックは賞金稼ぎたちの裏をかき、ひとり、またひとりと血祭りにあげていく。その状況にイラつくサンタナは、ジョンズに敵意をむき出しにするが、驚くことに彼の目的は賞金ではないという。では、一体なぜリディックを追跡しているのか……?ついにリディックがその姿を現した。鎖で縛り上げる賞金稼ぎたちにリディックはこう告げる。「あと24時間で、この星は地獄と化す」。地獄から脱出するためにも取引を持ちかけるリディック。彼はすでに賞金稼ぎたちの宇宙船の動力源であるノードをひとつ奪い、ある場所に隠していた。それを返す代わりに、残りのノードと船を一隻くれというわけだ。外では、すべての生命を奪い去るほどの巨大な嵐が近づいていた。そして、吹き荒れる風と雨のなかシェルターを囲んだのは、数えられないほどの未知の生命体だった―。迫り来る大嵐とエイリアンの群れ。それはリディックの言う通り“地獄”のような恐怖だった。脱出までのタイムリミットは24時間。果たして彼らはこの地獄から抜け出ることが出来るのか? ジョンズの本当の目的とは? そしてリディックの運命は……!?
CAST リディック:ヴィン・ディーゼル	VIN DIESEL(Riddick)1967年、ニューヨーク生まれ。00年、『ピッチブラック』で極悪非道の囚人“リディック”を演じ頭角を現し、01年、ヒット作『ワイルド・スピード』でMTVムービー・アワードの主演男優賞にノミネート。カルト的人気を博した『ピッチブラック』に続く待望のSF映画『リディック』(04)では、主役のリチャード・B・リディックを再演した。カリスマ性あふれる演技と存在感により、ハリウッドで最も人気のあるアクション・スターとなり、遂に13年、ウォーク・オブ・フェイムにも星形と名前を刻み、殿堂入りを果たした。母親は占星術師。養父は演劇教師。ハンター・カレッジを3年で退学し、俳優としてのキャリアを夢見てハリウッドへ旅立つも、泣かず飛ばずのまま一年後にニューヨークへ戻る。94年、俳優としての実体験をもとに短編映画『Multi-Facial』を撮る。製作費3000ドル、僅か三日間で作られたこの監督・主演作は翌年のカンヌ映画祭に出品されて、絶賛を浴びた。『Multi-Facial』を観たスティーヴン・スピルバーグがディーゼルのために、98年のヒット作『プライベート・ライアン』においてエイドリアン・カパーゾ二等兵役を用意し、映画俳優としての道が開ける。近作は世界中で6億7000万ドルの興行収入をあげた『ワイルド・スピード EURO MISSION』(13)。待機作には、製作も担当する『ワイルド・スピード』シリーズ第7弾(14年北米公開予定)、マーベルコミックスの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(原題)』(14年北米公開予定)などがある。 サンタナ:ジョルディ・モリャ		JORDI MOLLÀ(Santana) 1968年、スペイン・バルセロナ生まれ。俳優、監督、画家、脚本家として、スペインで最も有名な芸術家のひとり。バルセロナのインスティテュート・デル・テアトルで俳優として訓練を受け、イタリア、ハンガリー、イギリスで経験を積んだ。『ブロウ』(01)でコロンビア人の麻薬密輸業者役を演じ、ハリウッドデビューを飾った。その後、マイケル・ベイ監督のコメディ犯罪サスペンス『バッドボーイズ2バッド』(03)、ジョン・リー・ハンコック監督の『アラモ』(04)、オリヴィエ・メガトン監督の『コロンビアーナ』(11)などに出演。加えて、『エリザベス:ゴールデン・エイジ』(07)では、スペイン国王フィリペ2世役を演じた。その他の作品に、ビガス・ルナ監督の『ハモンハモン』(92)、『裸のマハ』(99)、ピーター・グリーナウェイ監督の「The Tulse Luper Suitcases」シリーズ全3作(03、04)、アンジェロ・ロンゴーニ監督のTV映画『カラヴァッジョ 天才画家の光と影』(07)、スティーヴン・ソダーバーグ監督の『チェ 39歳 別れの手紙』(08)などがある。 ボス・ジョンズ:マット・ネイブル	MATT NABLE(Boss Johns)1972年、オーストラリア生まれ。俳優および作家。オーストラリアの元プロ・ラガーマンである。2007年、パラマウント映画が獲得した初のオーストラリア映画で、高評を得た『The Final Winter』の脚本および主演を務めた。この成功を受けてアメリカへ進出し、TVパイロット番組「SIS」(08)で主要な役を演じた。その後、『キラー・エリート』(11)、『33 Postcards』(11)、『K-11』(11)などに出演した。待機作に、『Around the Block』(13年公開予定/クリスティナ・リッチ共演)、ホラーサスペンス『In Cold Light』(14年公開予定)、『Son of a Gun』(14年公開予定/ユアン・マクレガー共演)などがある。作家としては、ペンギン・グループから2冊の小説「We Don’t Live Here Anymore」、「Faces in the Clouds」を出版している。さらに3作目の小説「It Happened to Us」を13年末に出版予定である。 ダール:ケイティー・サッコフ		KATEE SACKHOFF(Dahl) 1980年、オレゴン州・ポートランド生まれ。高評を得た米サイファイ放送のシリーズ「GALACTICA/ギャラクティカ」(03~09)の有能なパイロット、スターバック役で知られている。この作品で、2006年度サターン賞TV部門最優秀助演女優賞を受賞。同作は、誉れ高いピーボディ賞受賞に加え、米国映画協会賞TV番組トップ10に2年連続で入賞した。高校を卒業後、ロサンゼルスへ移り、様々な映画およびTV番組で主要な役を獲得し、瞬く間に注目を集めた。TV作品では、MTV製作のパイロット番組「Locust Valley」(99)、米FOX放送のファミリーシリーズ「The Fearing Mind」(00~01)、米CBS放送の「The Education of Max Bickford」(01~02)などで主要な役を務めた。「24 TWENTY FOUR」(10:シーズン8)では、CTU(テロ対策ユニット)のベテランのデータ分析官で、謎めいた過去を持つディナ・ウォルシュ役を演じている。これまでの出演映画には、『ハロウィン レザレクション』(02)、『サイレント・ノイズ リベレーション』、『ラストソルジャー』(共に07・未)などがある。本作では紅一点の役どころを体当たりで熱演している。 ディアス:デイヴ・バウティスタ(バティスタ)	DAVE BAUTISTA (Diaz) 1969年、ワシントンD.C.生まれ。“バティスタ”というリングネームで元プロレスラーおよび総合格闘家の経歴をもつ俳優。世界レスリングエンターテイメント(WWE)で世界チャンピオンの座を6度獲得し、組織の国際的スポークスマンとしても活躍。2010年、俳優業に専念するためにWWEを引退した。近作に、RZAの長編映画監督デビュー作『アイアン・フィスト』(12/ラッセル・クロウ、ルーシー・リュー共演)がある。同作で、極悪人のブラス・ボディ役を演じた。ほかの出演作に、プロレスラーのロブ・ヴァン・ダム、格闘家のマッレーゼ・クランプ、ラッパーのジャ・ルールと共演した『奪還』(10・未)、アクション映画『ライジング・サン ~裏切りの代償~』(11)、アルゴマエル役を演じた「スコーピオン・キング3」(12/ロエル・レイネ監督)などがある。待機作に、ドラックス・ザ・デストロイヤー役を演じる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(原題)』(14年北米公開予定)がある。 ルナ:ノーラン・ジェラード・ファンク		Luna:NOLAN GERARD FUNK 1986年、カナダ・バンクーバー生まれ。米FOX放送の人気ドラマ「glee」(12:シーズン4)のウォブラーズのメンバー・ハンター役で人気を博した、現在進行形で急成長を遂げている若手俳優。TV出演作には「キャッスル~ミステリー作家は事件がお好き」(09:シーズン1)、「ウェアハウス13~秘密の倉庫 事件ファイル~」(10:シーズン2)、「デトロイト 1-8-7」(10~11)などがある。映画出演作に『デッドガール』(08)、『ボディ・ハント』(12年/ジェニファー・ローレンス共演)、『エビデンス-全滅-』(13)、ポール・シュレイダー監督の『The Canyons』(13・未)などがある。 ヴァーコ:カール・アーバン	  Vaako:KARL URBAN 1972年、ニュージーランド・ウェリントン生まれ。2つの壮大なアクション大ヒットシリーズ作品で、躍動感溢れる役を演じていることで有名。ピーター・ジャクソン監督の米アカデミー賞受賞作「ロード・オブ・ザ・リング」三部作(01、02、03)の第2および第3作目で、ローハン王国の勇敢なリーダー、エオメル役を演じ、J・J・エイブラムス監督の『スター・トレック』(09)および『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(13)でアイコニックなレナード・“ボーンズ”・マッコイ医師を演じた。また、ポール・グリーングラス監督の『ボーン・スプレマシー』(04)では、非道なロシア人暗殺者キリル役を臨場感たっぷりに演じた。初出演映画は『ストリッパー殺人事件』(98・未)。また、ファンタジー・コメディ『ミルクのお値段』(00)では高い評価を得た。同作がきっかけで、ジャクソン監督に『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(02)のキャストに起用された。これまでの出演映画に、『リディック』(04)、ニュージーランド映画・TV賞最優秀助演男優賞を受賞した『Out of the Blue』(06)、『RED/レッド』(10)、『プリースト』(11)、タイトルロールを演じた12年の『ジャッジ・ドレッド』などがある。
STAFF 監督&脚本:デヴィッド・トゥーヒー	DAVID TWOHY(Director&Writer) 1955年、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で映画および電子芸術の学士号を取得し、演劇を副専攻した。監督・脚本家として、アドベンチャー、SF映画のジャンルを常に刷新してきた。エンタテインメント・ウィークリー誌から“ハリウッドの最もクリエイティヴな100人”に選出されている。93年、ハリソン・フォード主演の『逃亡者』で原案と共同脚本を手がけ、全米脚本家組合賞脚色賞にノミネートされた。さらに96年、脚本も手がけた長編映画監督デビュー作『アライバル-侵略者-』で、サターン賞を受賞。00年、新たに脚本・監督に取り組んだ『ピッチブラック』では、低予算ながら斬新な映像と層の厚いキャラクターで批評家と観客を驚かせ、ブラム・ストーカー賞映画脚本賞にノミネートされた。04年、『ピッチブラック』の続編である『リディック』の脚本および監督を務めた。監督・脚本作の近作では、ダーレン・アロノフスキーとルーカス・サスマンとの共同脚本作『ビロウ』(02)、サバイバル・サスペンス『パーフェクト・ゲッタウェイ』(09)などがある。 撮影:デヴィッド・エグビー	    DAVID EGGBY, ACS(Director of Photography) 1950年、イギリス・ロンドン生まれ。『ピッチブラック』(00)でデヴィッド・トゥーヒー監督と初コラボレート。この作品で、オーストラリア撮影監督協会賞(ACS)の年間最優秀撮影監督に選ばれ、さらにACS賞映画部門ゴールデン・トライポッド賞を受賞した。2012年、ACSに殿堂入りを果たした。過去30年間において、ジョージ・ミラー監督と代表作『マッドマックス』(79)で組み、サイモン・ウィンサー監督と『ブラッディ・ガン』(90・未)、『Lightning Jack』(94)など6作品で、ロブ・コーエン監督とは『ドラゴン/ブルース・リー物語』(93)、『ドラゴンハート』(96/デニス・クエイド、ショーン・コネリー出演)および『デイライト』(96/シルヴェスター・スタローン主演)の3作品で組んだ。 美術:ジョセフ・ネメック三世	JOSEPH NEMEC III(Production Designer) 1948年、アーカンソー州リトルロック生まれ。過去20年間にわたり、幅広いジャンルの作品で美術を手がけてきた。その中には、フィリップ・ノイス監督の『パトリオット・ゲーム』(92/ハリソン・フォード主演)および『セイント』(97/ヴァル・キルマー主演)、ヤン・デ・ボン監督の大ヒット作『ツイスター』(96)および『スピード2』(97)などがある。美術を担当した他の作品には、『48時間PART2/帰って来たふたり』(90/エディ・マーフィ主演)、英国アカデミー賞で美術賞にノミネートされたジェームズ・キャメロン監督の『ターミネーター2』(91)、『ゲッタウェイ』(94)、『メダリオン』(03/ジャッキー・チェン主演)、アレクサンドル・アジャ監督の『ヒルズ・ハブ・アイズ』(06)および『ミラーズ』(08)などがある。デヴィッド・トゥーヒー監督とは、孤島でのサバイバルを描いた『パーフェクト・ゲッタウェイ』(09)以来、本作で再びチームを組んだ。 音楽:グレーム・レヴェル	GRAEME REVELL(Music) 1955年、ニュージランド・オークランド生まれ。初めて音楽を担当した映画は、『デッド・カーム/戦慄の航海』(88・未)。以後、ジョン・ウー、ヴィム・ヴェンダース、ロバート・ロドリゲス、テッド・デミ、マイケル・マンといった有名監督たちの作品で音楽を担当。これまでに、『チャイルド・プレイ2』(90)、『交渉人』(98)、『インサイダー』(99)、『ピッチブラック』(00)、『トゥームレイダー』(01)、『デアデビル』(03)、『リディック』(04)、グラフィックノベルシリーズの映画版で人気を博した『シン・シティ』(05)、『プラネット・テラー in グラインドハウス』(07)などの音楽を手がけた。
PRODUCTION NOTE 1.新作製作へのゴーサイン前作から9年を経て「リディック」が三度(みたび)スクリーンに登場したのは製作者たちの情熱と、彼らを支えたファンの熱い想いがあったからだ。リディックをライフワークのように演じ続け、製作も兼任するヴィン・ディーゼルは「デヴィッド(・トゥーヒー)が書いた『ピッチブラック』の脚本を読んだときに、オレはリディックに恋してしまった。彼は真のアンチヒーローだったからだ」と回想する。リディックに恋したのはディーゼルだけではない。世界中のSFファンやアクションファンも同様にこの宇宙最凶のワルに夢中になり、2004年、ディーゼル×トゥーヒーのコンビによって第2弾『リディック』が作られた。その後、リディックを主人公にしたビデオゲームやDVD用のアニメーションが作られ、第3弾の製作が待ち望まれていたのだ。トゥーヒーはこう説明する。「ファンからの声が鳴り止まなかった。私が作った映画のなかで『リディック』シリーズに関する要求がもっとも多かったんだ!」。ディーゼルもまた、フェイスブック上で4500万人以上のファンから熱いラブコールを受けていた。「“次の『リディック』はいつ出来るの? 続編を絶対作って!”という声がたくさん書き込まれるんだ。こんな声を聞けば、何があっても作らなければという気持ちになるさ」という。常にコンタクトをとってきたディーゼルとトゥーヒーはこの第3章を、2作目の『リディック』が持つ深い神話性を保ちつつ、最初の『ピッチブラック』に回帰して、緊張感のある、強烈なSFスリラーにすることで同意した。ちなみにディーゼルは本シリーズの映画化権を『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』のギャラを返上して手に入れ、本作製作のため自宅を抵当に入れて資金を捻出したという。 2.ハイブリッドによって生まれた、新たなる世界観『ピッチブラック』の恐怖と『リディック』の驚異的な映像を併せ持った第3章。その舞台に選ばれたのはカナダのモントリオールだった。屋内の撮影には『300<スリーハンドレッド>』で使われたスタジオを使用。4つのサウンドステージに8つの舞台を作ることになり、ひとつを壊して次を建てるという大胆な方法でそれを可能にした。これによりリディックが追放された銀河の果ての惑星の厳しい自然を再現したのだ。またリディックと賞金稼ぎたちが駆け引きを繰り広げる基地(シェルター)は、ケベック北部に位置するツンドラ地帯のクージュアクという小さな村をモデルに作られた。巨大なサウンドステージ内に、トラック9台分の泥と粗石やコンクリート、土や砂利を使ってツンドラを表現したのだ。 3.シェルター、ジェットホグ、リアルな宇宙船  リディックと賞金稼ぎたちが集まる基地(シェルター)は実用的なデザインが施され、まるで10年前から使われていなかったかのような雰囲気が加えられた。シェルターに着陸する傭兵たちの宇宙船は本物と見まがうばかりのフルスケールのものが建造された。完璧に機能するドアとタラップ、さらにボーイング747機の本物の着陸装置が使われた。一方、戦闘能力をもつ貨物船のコックピットには、計器パネルやコントロール機器、電力モジュールやスリーピングハーネスが取り付けられた。それらすべてのデザインはレトロフューチャー風でありつつリアルなものが採用された。また、ボス・ジョンズ一行が短距離移動に使用するオフロード用のバイク、ジェットホグは、タイヤの代わりにホバリング機能がつき、空気タービンとジェット推進を原動力とするマシン。これもまたレトロフューチャーのテイストを保ちながら、チョッパーバイクを彷彿とさせるデザインとなった。 4.オリジナル・クリーチャー、エイリアン・ジャッカルとマッド・デーモン
シリーズのお約束にもなったユニークなクリーチャーが本作では2種類登場する。そのひとつは、子供のころリディックに拾われ、心を通わすようになるエイリアン・ジャッカル。デザインはカナダのモッコ・スタジオが手がけ、ロサンゼルスのティンズレー・スタジオが製作を担当した。もうひとつの水棲エイリアンはマッド・デーモン(沼地の悪魔)と名づけられた。剃刀の尻尾をもつ極めて危険で獰猛な動物だ。トゥーヒーはそれらクリーチャーたちを表現するため『ピッチブラック』のときに立ち返り「『ピッチブラック』と同じように、俳優がクリーチャーと直接関わるときはパペットを使い、多くの場合はデジタルとパペットの組み合わせを使った」という。マッド・デーモンの操演を担当したスタッフたちは、2週間ものあいだ、暑くてねばねばする泥に浸かって作業したという。
“リディック”指名手配書殺人罪・動乱罪・逃亡罪他、銀河刑法において20件以上の超A級罪状にて有罪。氏名:リチャード・B・リディック出生:不明。惑星フューリア唯一の生き残りとされる。身長・体重:ともに測定記録なし。推定190cm。筋肉質。頭髪:スキンヘッド。ガラス片や機械油などで剃り上げている。目:獄中に闇医者から暗視眼手術を受け、瞳孔は銀色に輝く。日中はゴーグルを着用。知能指数:測定不可。最高域のIQ値に達するものと思われる。報奨金:3,000,000K
リディック ギャラクシー・バトル 0%