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監督・脚本・制作 ポール・ハギス

1953年、カナダ、オンタリオ州生まれ。脚本を担当した『ミリオンダラー・ベイビー』(04/クリント・イーストウッド監督)と自身が監督も務めた『クラッシュ』(04)が2年連続で米アカデミー賞Ⓡ最優秀作品賞を受賞し、2006年に2つの同賞最優秀作品賞受賞作を手がけた史上初の脚本家となった。『クラッシュ』では、同賞最優秀脚本賞も受賞し、さらに監督賞を含む4部門にノミネートされた。加えて同作は、インディペンデント・スピリット賞、全米映画俳優組合(SAG)賞Ⓡ、英アカデミー(BAFTA)賞など数多くの賞を受賞した。06年、脚本を手がけた作品にクリント・イーストウッド監督の2部作『父親たちの星条旗』および『硫黄島からの手紙』がある。後者の脚本では、3度目となる米アカデミー賞Ⓡノミネートを獲得した。また同年、『007/カジノ・ロワイヤル』の共同脚本も担当し、「ジェームズ・ボンド」スパイシリーズを甦らせたとして称賛を浴びた。テレビシリーズ「crash クラッシュ」シーズン1、2では 製作総指揮をつとめた。

制作 マイケル・ノジック

20年以上のキャリアをもつプロデューサー。1994年、ロバート・レッドフォード監督の『クイズ・ショウ』で米アカデミー賞Ⓡにノミネートされ、03年、『モーターサイクル・ダイアリーズ』で英アカデミー(BAFTA)賞外国語映画賞を受賞した。現在、カリフォルニア州サンタモニカにある製作会社HWY 61をポール・ハギスと共同経営している。製作を担当した近作に、HWY 61の初製作作品『スリーデイズ』(10)がある。

美術 ローレンス・ベネット

これまでに美術を手がけた作品に、ポール・ハギス監督の『クラッシュ』(04/06年度全米美術監督(ADG)賞ノミネート)、『告発のとき』(07)および『スリーデイズ』(10)の3作品、『フリーダム・ライターズ』(07)などがある。2012年、米アカデミー賞Ⓡ最優秀作品賞受賞作『アーティスト』で美術を担当し、米アカデミー賞Ⓡ、英アカデミー(BAFTA)賞、ADG賞、全米映画放送批評家協会賞にノミネートされ、フランス映画芸術・技術アカデミーよりセザール賞を受賞した。

衣装 ソヌ・ミシュラ

1969年、インドで生まれ育ち、ローマを拠点とする衣装デザイナー。 10年以上にわたり、イタリア映画および国際的な映画で衣装をデザインしている。11年、セルジオ・カステリット監督の『ある愛へと続く旅』(12/ペネロペ・クルス、エミール・ハーシュ出演)で衣装を担当した。近作に、レニー・ハーリン監督の『The Legend of Hercules』(14)がある。
アントン・コービン監督の『ラスト・ターゲット』(10/ジョージ・クルーニー主演)では衣装アシスタントを務めている。

衣装 ソヌ・ミシュラ

63年、イタリア、トスカーナ生まれ。音楽を手がけた映画に、『Vフォ-・ヴェンデッタ』『ブラザーズ・グリム』(共に05)、『つぐない』『ブレイブ ワン』(共に07)、『アレクサンドリア』(09)、『食べて、祈って、恋をして』(10)、『ジェーン・エア』『砂漠でサーモン・フィッシング』(共に11)、『カルテット!人生のオペラハウス』(12)などがある。イギリスのジョー・ライト監督とは『プライドと偏見』(05)、『つぐない』、『路上のソリスト』(09)、『アンナ・カレーニナ』(12)の4作品で組み、『つぐない』で米アカデミー賞Ⓡ作曲賞、ゴールデン・グローブ賞音楽賞などを受賞した。

制作 マイケル・ノジック

映画監督、プロデューサー、および国際的な映画の開発・資金調達・製作・販売をおこなう一体型企業コルサンのCEO。09年、『The Hessen Affair』で監督デビューを飾り、翌10年には『Meant to Be』の監督を務めた。製作を担当した主な作品に、『調教師』(94・未)、『Shades』(99)、『デビルズ・ダブル ‐ある影武者の物語‐』(11)、『キリングゲーム』(13)などがある。

美術 ローレンス・ベネット

1957年、イタリア、ボローニャ生まれ。1980年代初頭から映画、広告、プロモーションビデオなどでカメラアシスタントとして働き始めた。90年より、撮影監督として100を超えるプロモーションビデオやコマーシャルを手がけ、96年より、多くの映画の撮影に携わっている。また、多数の受賞歴をもつイタリア人監督・俳優セルジオ・カステリットと長年にわたりコラボレートしており、カステリットがペネロペ・クルスと共演し、ゴールデン・グローブ賞に輝いた『赤いアモーレ』(04)の撮影を務めた。ほかにも、『ロバの美』(10・未)、『ある愛へと続く旅』(12)などで組んでいる。

衣装 ソヌ・ミシュラ

カナダ、オンタリオ州で生まれ、ロサンゼルス在住の編集者。ポール・ハギス脚本・監督の『告発のとき』(07)および『スリーデイズ』(10)、『ハウス・オブ・アッシャー ~アッシャー家の崩壊~』(06・未)などで編集を務めた。待機作に、クランティ・カナデ監督の『Gandhi of the Month』(14年公開予定/ハーヴェイ・カイテル出演)がある。編集を担当した主なテレビドラマに、「Dr. HOUSE ―ドクター・ハウス―」の2エピソード(06)および「LOST」の1エピソード(08)などがある。