1966年8月14日、アメリカ生まれ。黒人の父と白人の母のハーフ。1984年、ミス・オハイオに選ばれたことを機に女優を志すように。91年、スパイク・リー監督作『ジャングル・フィーバー』で映画デビュー。翌年の『ブーメラン』で一躍注目を集める。99年放送のテレビ映画『アカデミー 栄光と悲劇』では、製作にも携わりエミー賞やゴールデングローブ賞を受賞。01年、『チョコレート』でアフリカ系アメリカ人として初めてアカデミー賞®主演女優賞の快挙を成し遂げるのと同時に、ベルリン国際映画祭銀熊賞も受賞した。02年には、世界的大ヒット作ジェームズ・ボンドシリーズ『007／ダイ・アナザー・デイ』でボンドガールを務め、シリーズ最大ヒットを記録した。

　その他の主な作品として、『X-メン』（00）、『ソードフィッシュ』（01）、『X-MEN 2』（03）、『X-MEN：ファイナルディシジョン』（06）、『パーフェクト・ストレンジャー』（07）、『クラウド・アトラス』（12）、『ザ・コール[緊急通報指令室]』（13）、『X-MEN：フューチャー＆パスト』（14）などがある。98年、彼女の女優としての活躍を讃え、これまでシャロン・ストーン、ウィル・スミス、マット・デイモンなどが授与されたハーバード・ファウンデーションを受賞。07年には、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに加わった。現在スティーヴン・スピルバーグと共に共同製作総指揮、そして主演を務めるTVシリーズ「Extant」にとりかかっている。

　女優としての仕事だけではなく、数多くのボランティア活動に携わっていることでも知られている。家庭内暴力の被害者のサポートをするための団体Jenesse Centerのメンバーでもある。また糖尿病の予防や、女性に卵巣がんの恐ろしさや対処法を広める活動、数多くのチャリティー団体のサポートも行っている。

　1951年6月13日、スウェーデン生まれ。『メイジーの瞳』『バトルシップ』（共に12）と出演が相次いでいるアレキサンダー・スカルスガルドの実父である。68年に、TVシリーズの主役に抜擢され俳優デビュー。72年からはストックホルム王立劇場の一員となり、イングマール・ベルイマンなどの著名監督らと仕事をする。82年のスウェーデン映画『The Simpleminded Murderer』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞し、一躍注目の存在となる。その後、ラース・フォン・トリアー監督の出世作となった『奇跡の海』（96）で、同じくその名を世界中へ知らしめることとなった。以来、監督とは『ダンサー・イン・ザ・ダーク』（00）、『ドッグヴィル』（03）、『メランコリア』（11）、この秋公開の問題作『ニンフォマニアック』（13）二部作と数多くの作品でタッグを組んでいる。

　97年からアメリカへ進出し、ガス・ヴァン・サント監督の『グッド・ウィル・ハンティング／旅立ち』とスティーヴン・スピルバーグ監督の『アミスタッド』（共に97）と立て続けに出演し、この活躍によりヨーロッパ映画賞において、世界映画におけるヨーロッパへの貢献賞を与えられた。大作への出演も多く、『パイレーツ・オブ・カリビアン／デッドマンズ・チェスト』（06）、『パイレーツ・オブ・カリビアン／ワールド・エンド』（07）、『天使と悪魔』（09）、『マイティ・ソー』『ドラゴン・タトゥーの女』（共に11）、『アベンジャーズ』（12）、『マイティ・ソー／ダーク・ワールド』（13）と、もはやハリウッドに欠かせない役者の１人である。

　1948年6月19日、アメリカ生まれ。女優でありながら、数ある一流学校である、ジュリアード学院、ハワード大学、カーネギーメロン大学などでマスタークラスを教えたり、時に名高い団体の役員を務める一方、監督として新たな境地に挑んだりと、世界の誇るべきアーティストの１人である。

　大ヒットTVドラマ「コズビー・ショー」（84〜92）で一躍有名になる。その後もテレビを中心にしながらも、ブロードウェイやオフ・ブロードウェイのステージでも活躍する。「ドリームガールズ」「8月の家族たち」、シェイクスピアの「シンベリン」でブリタニア女王役をリンカーンセンターで演じた。

　ラシャドは、2011年にスペルマン大学の名誉博士号も受けている。加えて、フォーダム大学、カーネギーメロン大学、ハワード大学その他数々の大学の名誉博士号も持っている。

　1969年8月27日、アメリカテキサス生まれ。5歳の時にシアター・アンダー・ザ・スターズ（TUTS）にてミュージカルの演技を始め、そこで20以上の主要なミュージカル作品に出演した。マーティン・スコセッシ、M・ナイト・シャマランなどを輩出した、ニューヨーク大学ティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツのドラマ学科にて学士（BFA）を取得。さらに大学在学中の4年間、名門リー・ストラスバーグ演劇学校にて演劇を学ぶ。04年春には、ニューヨーク・タイムズの「8 to Watch, Onstage and Behind the Scene」の一人に選ばれ、この栄光と併せてブロードウェイの舞台「キャロライン・オア・チェンジ」のオープニングを飾った。オフ・ブロードウェイの「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」にも出演し、2005年夏には数々の功績を称え、ライジング・スター名誉賞を受賞した。

　TVドラマでは、日本でも大人気の「グレイズ・アナトミー」（05〜14）で演じた外科医ミランダ・ベイリー役において、米国映画俳優組合賞（SAG Awards）のテレビ部門女優賞、アンサンブル演技賞受賞、NAACP（全米国人地位向上協会）イメージ・アワードで2回受賞、エミー賞助演女優賞に3年連続ノミネート、BETアワードノミネート候補に挙がるなど批評家より絶大な支持を受けている。その他にも、「ザ・ソプラノズ／哀愁のマフィア」（04）、「LAW&ORDER:性犯罪操作班」（02〜05）、「SEX AND THE CITY」（02）などに出演している。映画では、ジョナサン・デミ監督の『フィラデルフィア』（93）に出演している。

　マイク・ニコルズ監督の絶大な信頼により長年のタッグを組んでおり、『ウルフ』（94）、『パーフェクト・カップル』（98）、『2999年異性への旅』（00・未）、エミー賞受賞TVドラマ「エンジェルス・イン・アメリカ」（03）、制作に関わったジュールス・フェイファー原作のオフ・ブロードウェイのミュージカル作品「Elliot Lovers」に出演している。マーキンソンは、ウディ・アレン作品の常連でもあり、『ギター弾きの恋』（99）、『おいしい生活』（00）、『スコルピオンの恋まじない』（01）にも出演している。TVドラマでは、「NYPD BLUE〜ニューヨーク市警15分署」（97〜98）、「タッチング・イーブル〜闇を追う捜査官〜」（04）、「TAKEN テイクン」、「スナイパー」（共に02）、「シャッタード 多重人格捜査官」（10〜）などの作品に出演。その他の主な出演作品として、「イン・ジャングル 地獄からの脱出」（TV・02）、「ブロンクス・キッズ 夢はチェス盤の向こうに」（TV・05）、『シティ・オブ・エンジェル』（98）、『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』、『ザ・シューター/極大射程』（共に07）などがある。今後、ハリウッド超大作『GODZILLA ゴジラ』（14）の公開が控えている。